森町のご紹介

遠州森町は三方を小高い山々に囲まれ、中央を「太田川」が流れる風情豊かな町。かつては火伏せの神「秋葉神社」へ通ずる街道の宿場町として、江戸時代中期頃からは「古着の町」として葛飾北斎の「栄える都市の番付」の前頭に、その名が掲げられるほどの盛況をみせていました。大正十二年七月、森町を訪れた地理学者「志賀重昂」は、山紫水明のこの町を「小京都」と称賛し、以来遠州の小京都と呼ばれるようになり、平成24年11月に全国京都会議に加盟いたしました。

森町の山間部は南アルプス赤石山系の南端に連なり、太田川の上流には「カワセミ」や「アマゴ」も棲息しています。

永い歴史を刻み、人々の信仰を集めている神社や仏閣も数多く点在し、そこに伝承される舞楽や祭りは、森町独自の文化を創出してきました。

新しい世紀に入り、本当の豊かさとは何かを問われています。旅にたとえていえば、さっと自動車で通り過ぎるよりも、ゆっくりと歩いて、見て、触れて、そこにある自然やそこに暮らす人々の「素朴な心」にふれてみる。ここ遠州の小京都「森町」はそんな、人の「こころ」を豊かにできる町でありたいと思います。

遠州森の茶と和菓子

清流と山間の霧、恵まれた自然条件のもとで栽培される森のお茶は、自然の香りをたいせつにした味わいが好評です。和菓子も「梅衣」や「次郎柿羊かん」、「みそまんじゅう」など、森町ならではの甘味が人気です。

森山焼

明治四十四年、中村秀吉氏によって創始され、静岡県下で最も大きな窯場。森山焼は小堀遠州七窯のひとつである志戸呂焼きの流れをくみ、作風は、「炎の芸術」と呼ぶにふさわしい趣で知られます。現在、閑静な森山の麓に四軒の窯元があり、それぞれの陶房独持の作品を創作しています。

森のまつり

江戸時代から続く遠州路最後を飾る秋祭りで、豪華な彫刻を施した十四台の二輪屋台が、伝統の祭囃子が奏でられるなか、勇壮に引き回されます。最終日、神社に奉仕した子どもを各町内の自宅まで屋台に乗せて送る「舞児還し」で祭りは最高潮となります。

アクティ森・森町体験の里

緑の山々と吉川に囲まれて、陶芸、和紙すき、草木染の体験やレストラン、パターゴルフ、テニス、カヌー、レンタルMTBなどが楽しめます。

森のよんな市

「よんない」とは、「お寄りください」という方言。アクティ森の一角にあるよんな市は森町をはじめ、遠州地方の名産や特産をたくさん集めました、新鮮な野菜や手づくりのアイスクリームが大人気です。

小國神社

一四五〇年もの歴史を持ち、老杉繁る参道や境内は、まさに「古代の森」の名にふさわしい荘厳な雰囲気。初詣には、各地から多くの人で賑わいます。春には桜、初夏の花菖蒲、秋の紅葉など、四季を通じて見どころも多い名社です。

石松の墓

浪曲でおなじみ、森の石松の墓で知られる大洞院は、全国に三千四百余の末寺を持つ名刹。境内には「消えずの灯明」、「結界の砂」など、恕仲禅師にまつわる数々の伝説があり、「伝説の寺」とも呼ばれています。

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